関節痛サプリとケイ素水を併用して飲んでもよいの？

関節痛のサプリメントと、水溶性ケイ素水を
併用して飲んでもよいのでしょうか。

関節痛のサプリメントというのは、関節の痛みが和らぐ、
改善に向かうのに有効とされる成分が含有されている。

グルコサミン、プロテオグリカン、コンドロイチン、
ヒアルロン酸、オオイタドリ、クレアチン、
コラーゲンといった成分が関節痛のサプリメント
として代表的。

これらは主に軟骨を強くするような作用が
見込まれているものが多い。

関節痛の主な原因は骨と骨の間をつなぐ軟骨が
すり減って、擦れることにあります。

遺伝的な先天性要因もありますが、重い荷物を運んだり、
スポーツ選手のような激しい運動をする場合も発症しやすい。

しかし多くは加齢要因の方が多く、中年以降、
特に高齢者に関節痛の悩みがあるのはそのため。
軟骨も年齢とともにすり減ってしまうのです。

コラーゲンは皮膚、血管壁、骨、軟骨など、
体内のいたるところに繊維状、膜状で存在しています。

細胞をつないで生成する役目や、弾力性および水分を
保持する機能があることから、減ってくると
細胞分裂が遅れ、若さがなくなってきたり、
瑞々しさを失って、水分的なハリも消える。

コラーゲンは美容の分野でよく聞かれる栄養素ですが、
美肌、髪の毛や爪が強くなるのはこういった理由から。

軟骨はコラーゲンそのものと言えるほど欠かせませんから、
体内でコラーゲンが不足したり働きが弱ってきますと、
軟骨も弱く減ってきます。

コラーゲンは骨を丈夫にすることにも関係するため、
コラーゲン不足は関節痛を発症してしまう、
関節痛になりやすい環境ということが言えます。

ケイ素（珪素）とは自然界のあらゆる物質に存在
している成分で岩石や土砂など鉱物が代表ですが、
植物や一部の昆虫骨格にも含まれています。
二酸化ケイ素はシリカと呼ばれています。

人間にとっては必須ミネラルのひとつであり、
なくてはならない栄養素。
食事で食べる食材から摂取していますが、
実際のところケイ素不足が指摘されている。

ケイ素の効果効能はたくさんありますが、
代表的な働きはコラーゲンを結束して強くすること。
ケイ素を積極的に摂取するようになった人は、
お肌にハリがでて美肌になった、髪の毛が太くなった、
爪が丈夫になったなどの感想を述べることが多い。

ケイ素により骨密度が上がったというデータも
あるため、骨を太く強くする可能性も指摘されている。

何よりコラーゲンの働きを促進させるのであれば、
軟骨が強くなり関節痛になりにくい、または改善に向かう
可能性があります。

水溶性ケイ素とは、鉱物からの結晶ケイ素とは異なり、
水に溶けるタイプのケイ素。
人間の体内に存在するのも水溶性ケイ素。

水溶性ケイ素を水に溶かしたものがケイ素水であり、
水溶性ケイ素ドリンクとして手軽に飲めるよう
ペットボトル詰め等で販売されている。

また、濃縮ケイ素液はケイ素そのものとも言えるような
高濃度の液体で、日常のお茶や水などに数滴垂らして取る。

関節痛のサプリメントを使用している人が、
水溶性ケイ素水を飲むようになっても大丈夫なのか。

関節痛のためのサプリメントは痛み止めではなく、
軟骨をよくすることが目的の成分。
それは軟骨を強化することで、関節痛の原因である骨の擦れ
が解消に向かうからですね。

ケイ素はコラーゲンを束ねて強くする、
加えてコンドロイチンの構成を促進する作用さえ
挙げられていますから、こちらも軟骨の強化。

関節痛のサプリとケイ素水、この組み合わせは、
危険とか副作用とか健康被害というよりも、
関節痛の改善、軟骨の強化という面において、
むしろよい、強力な組み合わせということになります。

過剰摂取への懸念ですがサプリメントは
あくまでも食品ですので、余程の大量でもない限り
危険性は心配なし、大丈夫。

ケイ素は元から体内にある成分であるがゆえ、
人間の体との親和性はよく、余分は自然に排出される。

ちなみにケイ素にはデトックス作用、老廃物や
悪性の物質を体外へ排出する作用もありますから、
万が一のことを想定しても余剰分が速やかに体の外へ
出ていくと考えて間違いないでしょう。

今現在、関節痛サプリメントをお使いの方、
水溶性ケイ素水も合わせて飲んでみてはいかが
でしょうか。
軟骨がさらによくなり関節痛の改善が期待できます。